2010年 冨永まい監督
ストーリー
失恋のショックで声を失った倫子は、
子供の頃から馴染めなかった自由奔放な母・ルリコが暮らす田舎へ戻り、
小さな食堂を始める。
お客様は一日一組だけ。決まったメニューはない。
お客様との事前のやりとりからイメージを膨らませて作る倫子の料理は、
食べた人の人生に小さな奇跡を起こしていく。
そして、いつしか「食堂かたつむり」で食事をすると願いが叶うという噂が広まっていった。
そんなある日、倫子はルリコが末期のガンであることをルリコ自身から知らされる。
料理を通して倫子とルリコの距離が縮まろうとしていた…。
感想
最初劇場で予告を見たとき、また食べ物映画かよ!と思っていました。
「かもめ食堂」のヒットをきっかけに、何本同じ様な映画が作られた事か、、、
この映画を見るきっかけになったのは、「余貴美子月間」を自分で開催していて、
これは見ねば!と思ったのがきっかけでした。
余貴美子に食いついてたので、見始めは??監督誰?何か中島哲也っぽい?
ファンタジーな画面が続きます。
ちなみに監督さんは、富永まい、新人さんっぽい感じです。
正直見た時間帯が遅かったので、キリの良い時間で切り上げて寝ようと思っていたのですが、
気が付けば目が冴え、最後まで楽しく観ちゃいました。
まあ食べ物が嫌いな人って居ないですよね。
他の食べ物系と違ってそんなに美味しそうな絵作りという訳でもなく、
どちらかと言えば、料理でも作る人の気持ちや思いに、重点を置いてます。
やっぱり料理って、もてなしの心なんですよね。
映画を観てると自分がもてなされてる様な、気分で癒されます。
あと、食物に対する感謝の念と。
柴崎コウが劇中ずっと無言で目だけで演技してます。
凄い事です。
余貴美子ももちろん良かったけど、三浦友和も良かった。
余貴美子祭りの中で一番の秀作でしたよ。
★★★☆☆
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by spank02
| 2010-11-04 08:45
| 邦画